皆さん、フェレットという動物をご存知ですか?犬や猫に比べると知名度は低いのですが、実は古来エジプト王朝時代から飼われていたとされており、人類ととても付き合いが長い飼育動物なのです。分類は食肉目イタチ科イタチ属。要するにイタチですが、ペットとして飼われるのはこの辺りにいる日本イタチや朝鮮イタチではなく、ヨーロッパケナガイタチという種類のものを家畜化した動物になります。性格はとても遊び好きで無邪気。元来、ウサギやネズミを捕らえるためのハンターとして飼われていただけあって、動きがすばやく好奇心も旺盛です。そのため室内で放し飼いにされているフェレットは、しばしばいろいろなものをかじって病院に運び込まれてしまいます。床にたまたま落ちていた消しゴムや風船、果物の種などを食べてしまい、腸閉塞を起こして緊急手術ということも少なくありません。また狭い隙間が大好きで、自分の頭が入ればどんなところにでも潜り込んで出られなくなることもあるようです。フェレットを飼う場合にはそういった特性をよく理解し、部屋の隅々まで危険な場所や物がないか注意しておく必要があります。

フェレットの病気には、いわゆる三大疾病といわれるものがあります。副腎疾患、リンパ腫、インスリノーマがそれに当たりますが、中でも副腎疾患は罹患率※1が高く3歳以上のフェレットには数多く見られる病気です。具体的な症状としては尻尾から背中にかけての脱毛が最も多く、その他にも皮膚の痒みや性格の変化なども挙げられます。またリンパ腫は若いフェレットに多い病気で、突然の体重減少、食欲不振などを発症し、残念ながら死に至ることが多い病気です。インスリノーマは、すい臓でインスリンを産生している細胞が腫瘍化して過剰に分泌される疾患で、発症すると低血糖性の発作を起こすこともあり、重症化すると生命に係わる怖い病気です。

人が定期健診を受けるように、ペットも日頃から定期診断を行って健康状態を把握しておけばこのような異変にも早く気づくことができます。ペットの飼い方のこと、病気のこと、どんな些細なことでもお話ください。そしていっしょに対処法を考えていきましょう。

※1病気の発生率のこと

  • いっしき動物病院
  • 住所: 松山市別府町456-11
  • TEL: 089-953-1611
  • 診療時間: 午前9時~12時半 午後4時~7時日曜・祝祭日午前
  • 休診日: 木曜、日曜・祝祭日午後
  • 駐車場: あり
  • HP: http://www.isshikiac.com/

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