自分らしく、できること!カフェを通じて小さな命を救う【ひめ犬最新レポート】

ねこカフェ noa 細井 麻衣子さん
猫カフェとは、お店にいる猫たちとふれあうことのできるカフェのこと。
今回は、松山市内で保護猫たちと猫カフェを営む細井麻衣子さんにお話を伺いました。

15頭の保護猫が迎える癒やしの空間

今年3月1日に、松山市内に「ねこカフェ noa(ノア)」がオープン。明るい雰囲気で清潔感のある店内には、現在15頭の猫が暮らしている。ここにいる猫たちはすべて松山市保健所から迎えた保護猫だそう。

「猫たちの年齢は様々で、1~2歳の子もいれば、推定10歳の子もいます。いまウチにいる子のほとんどは、元飼い猫。だから人懐っこい子も多いんです。飼い主さん自身が高齢になるなど、様々な事情で飼うことができなくなり、保健所に収容されているところを引き取りました」

と話すのは、代表の細井麻衣子さん。

オープン前から動物愛護センターや保健所にもアドバイスを受けながら、適切な環境で猫カフェが運営できるよう努めてきた。店舗の規模を考えると、今いる15頭が限界。猫の体調や、それぞれの性格を見極めながら、健康管理にも細心の注意を払っているそう。店にはつねに15頭全員がいるというわけではなく、様子をみて体調が悪そうな子がいればお休みさせることも。

「できるだけ多くの猫を救いたいという思いはありますが、猫たちの幸せを思うと、面倒をみられる数には限りがあります」

ルーツは学生時代自発的に愛護活動も

幼い頃から動物が好きで、動物保護や愛護に強い関心を持っていた細井さん。高校生の時には、アルバイトをして動物愛護のために募金をしたり、自ら文化祭で動物愛護啓発パネル展示を企画したこともあるそう。持ち前の行動力で、何か動物たちのためにできることはないかと問題意識を持ち続けてきた細井さん。社会人になると、ボランティア活動参加や猫カフェ勤務を経て、しばらくは動物にまつわる仕事から離れていた。

「動物のために行動したいという気持ちは常に持っていましたが、ボランティア活動は負担が大きく、里親探しや譲渡会は飼う予定がない方にとっては縁のない場所。もっと気軽に動物と触れ合えて、誰にでも広く受け入れてもらえる場をつくれないか?猫カフェであれば、仕事としてそういう場を提供できるんじゃないかと思ったんです」

夢が実現に向けて動き出したのは昨年のこと。前の職場で猫カフェの夢を語ったことがきっかけだったそう。

「今こうして猫カフェをオープンできているのは周りの人のおかげ。前職の仲間にサポートしてもらい、行動することができました」

カフェ運営のかたわら保護猫の魅力を伝える

店名のnoaの由来は、“ノアの方舟”。大洪水から動物たちを救った方舟のように、自分も動物たちの命を救いたいという想いで名付けたそう。将来的には、猫以外の動物保護も考えている。来店する人とは積極的にコミュニケーションをとり、保護猫の存在や魅力を伝えるよう心掛けている細井さん。店にいる猫たちは、きちんと終生飼育してくれる人であれば引き取ることも可能だ。

「お客様の中には里親に興味がある方もいます。そんな時は、自分の生活リズムの中で無理なく飼えるか、最後まで面倒をみられるかをじっくりお話しています。猫の寿命は長寿な子だと約20年。20年後も猫と暮らしていけるイメージができている方でなければ引き取るのは難しいかもしれません。ただ、お店には10歳くらいの猫もいます。大人の猫にしかない魅力的な部分もありますので、選択肢を広げていただければ嬉しいです。ここにいる猫たちに飼い主や自分の家を失くす悲しみを二度とさせたくないんです」

強い信念のもと、猫カフェ経営に奮闘する細井さん。今後お店の猫が里親のもとへ旅立った時には、保健所から新たに猫を保護したいという。日常を忘れて猫に癒されたい人も、保護猫に関心がある人も一度noaを訪れてはどうだろう。

  • ねこカフェ noa

    • 愛媛県松山市辻町11-21(MAP
    • お試しコース30分・600円、モテモテコース60分・1,000円(猫ちゃんのおやつ付き)ほか。すべて1ドリンク付き。

      ■動物取扱業 【業の種別】展示/【登録番号】1031号/2018年2月21日/【有効期限の末日】2023年2月20日/【動物取扱責任者】細井 麻衣子
    • 営業時間
      10:00~18:00(変更あり)
      備考 定休日:不定休
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