第7回 シャンプーで、かけがえのない命を救う

2016/07/11
動物愛護に関心があっても、保護された動物たちの里親になるのは簡単なことではありません。
小さな命を救いたいという気持ちがあれば、あなたができる範囲のことで構わないのです。
尊い命のために私たちができることを考えてみませんか?

第7回 シャンプーで、かけがえのない命を救う「私が人生の中で飼えるのは、せいぜい1、2頭。 保護された動物たちすべての面倒を見ることはできないけれど、少しでも力になれたら」 ――子犬をやさしく撫でながら語った男性は、シャンプーボランティアが始まって以来約5年間、 一度も欠かさずにこの活動に参加している。

この日は月に一度、日本愛玩動物協会 愛媛県支部が主催する“シャンプーボランティア”の日だ。 愛媛県動物愛護センターでは、保護された犬・猫を終生大切に飼ってくれる一般の人へ譲渡している。 その譲渡会の前週に、こうして譲渡される子犬たちを綺麗にシャンプーするのが彼らの活動だ。

以前は愛護センターの職員が行っていたが、わずかな人数でこなすのは大変な作業だった。 そこで「殺処分を減らし、少しでも譲渡される動物を増やしたい」と、愛媛県支部のメンバーが立ち上がり、活動は60回を迎えた。 現在では支部のメンバーを中心に、県内各地から一般の人も参加している。

第7回 シャンプーで、かけがえのない命を救うボランティアを始めた当初は1頭をシャンプーするのも一苦労だったが、 今では身につけたコツとチームプレーで、次々に子犬が洗われていく。 子犬がシャンプー嫌いにならないよう、やさしく洗うことがポイントだという。
「幸せになるんだよ」と笑顔で声をかけるメンバーたちは、皆わが子を送り出す親のような表情。 約2時間、今日は20〜40代の男女7人で11頭の子犬たちをシャンプーした。 コロコロした純真な子犬たちの姿に、終始明るい声の絶えない活動だった。

第7回 シャンプーで、かけがえのない命を救う愛媛県では年々減少傾向にあるものの、年間約5500頭(平成21年度)の犬や猫が殺処分されているのが現実。
譲渡される数はほんのわずかにすぎないが、それでも地道な活動が少しでもかけがえのない命を救えるよう、 動物を愛する人たちの熱い想いで今後もシャンプーボランティアは続いていく。

取材協力

譲渡用子犬のシャンプーボランティア
公益社団法人 日本愛玩動物協会 愛媛県支部
電話:090-9360-8058(担当:堀内)
FAX:089-905-6551
携帯メール:0ac4502438c3d2n@ezweb.ne.jp
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